あらゆるレンタルサーバーの比較サイトで「エックスサーバー」を紹介している記事をよく目にする方も多いのではないでしょうか。エックスサーバーは、高速性・機能性・安定性に定評のあるレンタルサーバーです。今回はエックスサーバーを検討中でプランに迷っている方に向けて、各プランの違いとおすすめポイントについてご紹介します。
目次
まず、エックスサーバーには「スタンダード」、「プレミアム」、「ビジネス」の3つのプランがあります。数字が大きくなるほど上位プランとなり、ビジネスが最上位プランとなります。
この3つのプランのうち、どのような方にどのプランがおすすめなのかをご紹介します。
※各プランの転送量の目安数値について1ページあたりを2MBとして換算。
ただし、動画やサイズの大きな画像、ファイルを扱う場合はこの限りではありません。
どのようなサイト、どのような用途で利用するかによって適切なプランは異なります。ご自身がどれに当てはまるか、是非参考にしてみてください。
それでは、実際にエックスサーバーの3つのプランを比較していきましょう。
全プランの共通している基本機能は以下のようになります。
機能 | スタンダード、プレミアム、ビジネス共通 |
---|---|
ディスク | オールSSD |
RAID構成 | RAID10 |
独自SSL | 無料独自SSL有り |
URLアドレス | 独自ドメイン利用可能 |
マルチドメイン | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 |
MySQL | 無制限 ※2020年5月から共通 |
WordPress | 簡単インストール機能搭載 |
Webサーバー | Nginx |
ウェブサイト高速化 | 各種機能標準搭載 |
また、運営サポート機能やセキュリティ機能、メール機能、その他プログラムについても全プラン同様のサービスを受けることができます。
表のように、エックスサーバーは3つのプランで基本的な機能やウェブサイト高速化機能での違いはほぼありません。MySQLに関しては、過去にはプランごとに上限が決められていましたが、2020年5月から全プラン共通で無制限となりました。
サポート体制についても、3つとも無料でメールサポートと電話サポートを利用できます。
上記で示したように、エックスサーバーはプランごとに仕様・機能の大きな違いはありません。違いがあるのは月額費用とディスク容量の上限とプラン特典の内容です。
初期費用は全プラン3,000円です。
時期によっては、初回費用無料キャンペーンを実施していることもありますので、お得なタイミングを狙って契約しましょう。
初回契約時の支払い時に「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」「24ヶ月」「36ヶ月」のうち、任意の契約期間を選ぶことになっています。
最も安いのは初回36ヶ月で契約した場合のひと月あたりの費用で、スタンダードプランは900円、プレミアムプランは1,800円、ビジネスプランは3,600円となります。
初回で最短契約期間3ヶ月を選択した場合のひと月あたりの費用は、スタンダードプランは1,200円、プレミアムプランは2,400円、ビジネスプランは4,800円となります。
初回契約期間 |
スタンダード |
プレミアム |
ビジネス |
---|---|---|---|
36ヶ月 |
900円(税抜) |
1,800円(税抜) |
3,600円(税抜) |
3ヶ月 |
1,200円(税抜) |
2,400円(税抜) |
4,800円(税抜) |
※月額ではなくひと月あたりの費用換算となります
※支払い金額はひと月あたりの費用×契約期間となります
初回に3ヶ月で契約した場合と36ヶ月で契約した場合を比較すると、どのプランも長期利用がお得になります。
初回以降の契約更新費については、支払い方法によって料金が異なります。
手動支払いは初回契約時の料金と同期間・同額となります。自動カード払いでは、1ヶ月単位での更新が可能で費用も安いのがポイントです。
更新期間 |
スタンダード |
プレミアム |
ビジネス |
---|---|---|---|
1ヶ月 |
1,000円(税抜) |
2,000円(税抜) |
4,000円(税抜) |
3ヶ月 |
1,000円(税抜) |
2,000円(税抜) |
4,000円(税抜) |
36ヶ月 |
900円(税抜) |
1800円(税抜) |
3,600円(税抜) |
※月額ではなくひと月あたりの費用換算となります
※支払い金額はひと月あたりの費用×契約期間となります
スタンダード |
プレミアム |
ビジネス |
---|---|---|
200GB |
300GB |
400GB |
そしてWebサイトやメールで利用できるディスク容量の上限が違います。
プランが上がっていくにつれてディスク容量も増えていきます。しかしスタンダードプランで既に200GBもの容量があるため、サイズの大きい画像や大量の動画など大きなデータを扱うことがない限り、容量を使いきってしまうことはあまりないため、テキストメインのブログ用途などであればスタンダードプランでも充分なほどです。
プレミアム、ビジネスプランには独自ドメインが無料で一つもらえるプラン特典があります。
プレミアムプランの場合は「.jp/.com/.net/.org/.info/.biz/.xyz/.link/.click」のいずれかがもらえます。ビジネスプランの場合は「.jp/.com/.net/.org/.info/.biz/.xyz/.link/.click/.co.jp/.or.jp/.ne.jp/.gr.jp」のいずれかがもらえ、特に「co.jp」や「or.jp」などの法人向けドメインがもらえるため毎年のドメイン更新費の節約に繋がります。
ただし、エックスサーバーではどのプランでも新規アカウントを登録すると永久無料ドメインがプレゼントされる期間限定のキャンペーンが行われていることも多く、法人向けドメイン以外であれば、そういったキャンペーンを活用することでお得に手に入れやすくなります。
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全プラン対象!プラン契約特典の「独自ドメイン永久無料特典」
スタンダード、プレミアム、ビジネスの3つのプラン別比較一覧表です。
|
スタンダード |
プレミアム |
ビジネス |
月額費用(36ヶ月) |
900円(税抜) |
1,800円(税抜) |
3,600円(税抜) |
初期費用 |
3,000円(税抜) |
||
プラン特典 |
– |
○ |
○ |
無料お試し期間 |
○ |
||
ディスク容量(SSD) |
200GB |
300GB |
400GB |
転送量 |
600GB/日 |
800GB/日 |
1,000GB/日 |
転送量課金 |
なし |
||
PV数目安 |
300,000PV/日 |
400,000PV/日 |
500,000PV/日 |
無料SSL |
無料 |
||
独自SSL |
○ |
||
MySQL |
無制限 ※2020年5月から共通 |
||
URLアドレス |
独自ドメイン |
||
マルチドメイン |
無制限 |
||
サブドメイン |
無制限 |
||
RAID構成 |
RAID10 |
||
サポート体制 |
メールサポート |
||
設定代行サービス |
○ |
||
CGI |
○ |
||
SSI |
○ |
||
簡単インストール |
○ |
||
プラン変更 |
○ |
||
Webサイト高速化 |
○ |
||
自動バックアップ |
○ |
||
WAF |
○ |
||
アクセス解析 |
○ |
||
.htaccess編集機能 |
○ |
||
WordPress簡単移行 |
○ |
||
FTP |
○ |
||
メールアカウント |
無制限 |
||
メーリングリスト |
○ |
||
メールセキュリティ |
○ |
||
メール自動返信 |
○ |
ここからはレンタルサーバーを選ぶ時のポイントについてご紹介します。数多くあるレンタルサーバーから選ぶ時にどこを比較すればいいか、何を基準とすればいいか分からなくなってしまうと思います。レンタルサーバーを契約する時やどのプランにしようか悩んだ時の参考にしてみてください。
サイトの運営目的によって適切な仕様・機能は変わってきます。
もちろん性能が高ければその分コストもかかるため、必要な機能やあると便利な機能、なくても問題ない機能を検討します。
サイトの運営に必要な容量を考え、セキュリティ機能がきちんと施されているか、万が一トラブルが起きてしまった時のためのバックアップ機能など、事前に確認してから契約すると安心して利用できます。ご自身の運営目的に合った必要な機能を検討した上でサービスを選びましょう。
表示速度が遅かったり頻繁にエラーが起こったりすると、ユーザーはサイトから離脱してしまう可能性があります。また、アクセスが大量に集中してしまった時にサイトが落ちてしまうというリスクも考えられます。表示速度や処理速度が遅いとPV数やセッション数などにも影響するため、サイトの順位も下がってしまいます。アクセスが集中した場合でも表示速度がはやく、安定したサーバーを選ぶことがポイントです。
料金は、様々なサーバー会社を比較する時に重視したいポイントの一つです。レンタルサーバーには初期費用、月額費用、その他オプションでかかる費用があります。豊富な機能が搭載されているのはとても便利ですが、その分コストがかかります。逆にコストを抑えて低価格のプランを選んでしまうと、機能や容量が足りなくて安定した運営ができないこともあります。その後の運営にかかる費用も考慮しながら適切なサービスを選びましょう。
また、サーバー会社よって月額費用や初期費用が割引になるキャンペーンを行っている所もあるので、随時チェックしてキャンペーン期間を狙ってみるのもいいかもしれません。
レンタルサーバーを契約する上で、サポート体制が充実していることはとても重要です。
例えば、何か不具合が発生した際にすぐに対応してくれるというのは、信頼できる業者かどうかを見極めるポイントにもなります。サポート体制が充実しているかを、契約する前に確認しておくことが大切です。
業者によってサポート内容は異なるため、公式サイトを確認したり、同じ業者を利用しているユーザーの口コミや評価を参考にすると良いでしょう。
ここまで、エックスサーバーの各プランの違いや、レンタルサーバーを選ぶポイントについてご紹介してきました。以上を踏まえて、エックスサーバーのおすすめプランはスタンダードプランです。
スタンダードプランは一番価格が低いプランですが、機能性やサポート体制に関してはプレミアム、ビジネスプランとほぼ変わらず、大きな違いは月額料金とディスク容量の上限のみです。スタンダードプランのディスク容量も200GBと十分な容量があるので、不便なく使うことができると思います。
もし上限に達してしまいそうになった場合は、上位プランへ変更することができるので、まずはスタンダードプランから試してみるのも良いかと思います。
逆に上位プランで契約したけれど下位プランでも問題ないという場合にも、上位プランから下位プランへの変更が可能です。ただし、変更する際には変更可能な期間や申請の際の注意点があるため、変更する前にしっかり確認するようにしてください。
また、各プランで10日間の無料お試し期間を行っているので、本契約の前にお試しで利用してみるのもいいかもしれません。
今回は、エックスサーバーの各プランの違いとおすすめポイントについてご紹介しました。
エックスサーバーは、プランごとに月額金額とディスク容量の上限が異なります。どのプランが自身の目的に合っているかを検討し、適切なプランを選びましょう。
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