PC版マインクラフト(Java Edition)でマルチプレイをするのに必要な『マルチサーバー』におすすめなレンタルサーバーを比較しました。
目次
これからマルチプレイを楽しみたい方は参考にしてください。
今回比較したのは以下のレンタルサーバーです。
マインクラフト(以降:マイクラ)では、一人で遊ぶモードを「シングルプレイ」複数プレイヤーで一緒に遊ぶモードを「マルチプレイ」と言いますが、フレンドを自分のワールドに招待したマルチプレイで遊ぶためには「サーバー」を用意する必要があります。
※招待される場合は不要です。
マイクラでサーバーを立てる方法は大きく分けて2つあります。
自分が使用しているパソコンにサーバーを構築する方法です。知識さえあれば無料でできますが、サーバーを動かせるだけのマシンスペックやサーバーを動かせるだけのインターネット回線速度が必要となってきます。また、ネットワーク関係の知識が無い方には構築はハードルが高いでしょう。
そして自分のパソコンが起動していない間はサーバーが使えませんので、例えば24時間解放型のサーバーとして稼働させるには24時間電源を入れておく必要がありますので電気代の高騰・パソコンが消耗するなどの問題が発生します。
自分のパソコンをサーバーにするのは、サーバー構築の知識があり、あくまでも自分がいる時だけフレンドと楽しめれば問題ない、といった用途向けです。
2つ目の方法は、レンタルサーバー会社の提供するサーバーをレンタルする方法です。
その名の通り、サーバーをレンタルしますので自分のパソコンのマシンスペックに関係なく必要に応じたプランを契約することで構築できます。そして、24時間稼働させることも可能です。
ですが、月額費用が発生します。費用の目安はおおよそ1,000円前後~が一般的です。
先ほどの自分のパソコンをサーバー化する場合と比較すれば、新しいパソコンを買う場合や、電気代+パソコンの消耗と考えるとレンタルサーバーのほうがコスパがよくおすすめです。
そしてレンタルサーバーの魅力といえば、公式サーバーでは出来ない『MODの導入』ができること。これでマイクラの世界をより楽しむことができます。
サーバー会社によっては、公式がマイクラのマルチサーバー導入マニュアルを公開している場合があるので使い方に困っても安心です。
VPSとは「Virtual Private Server」の略称で、「仮想サーバー」や「仮想専用サーバー」と呼ばれています。1台のサーバーを一人で専有する「専用サーバー」とは異なり、1つのサーバーの中にユーザーごと専用のスペースが設けられているのです。
共用サーバーとも似ていますが、家で例えるならこのようなイメージです。
マイクラのサーバーでは、この中のVPSを使用します。
では早速、マイクラのマルチをやるのにおすすめなサーバーを比較していこうと思います。
今回比較するサーバーを改めて紹介します。
次に今回の比較ポイントは3つです。
レンタルサーバーを契約すると初期費用を始め、月額費用が発生します。例えば毎月同じ時間だけ遊ぶのなら良いのですが、1月は20時間遊び、2月は4時間遊んだ場合でもかかる費用は同じと考えると少しでもお得な方を選びたいですよね。
4人までの少人数マルチプレイに最適なメモリ2GBで費用を比較しました。
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
メモリ | 2GB | 2GB | 2GB |
容量 | SSD 100GB | SSD 100GB | SSD 50GB |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用(単月契約) | 1,680円 | 1,580円 | 1,000円 |
※2021年1月時点の料金
※税抜き価格
これを見るとKAGOYAが最安値ですが、容量が半分なところに着目しましょう。
また、レンタルサーバーの月額料金は支払方法や契約期間によって変化するためそちらも合わせて確認してみましょう。
毎月サーバー料金を払う「月々払い」ではなく、あらかじめ決められた期間の料金を一括で支払う「まとめ払い」で、月々払いよりも安くなる場合があります。
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
メモリ | 2GB | 2GB | 2GB |
月額費用(単月契約) | 1,680円 | 1,580円 | 1,000円 |
まとめ払い(12か月)の場合 | 年間:17,064円 月額換算:1,422円 |
年間:17,380円 月額換算:約1,448円 |
なし |
※2021年1月時点の料金
※税抜き価格
単月払いの場合はConoHaVPSが割高でしたが、まとめ払いでさくらのVPSよりも安くなる結果になりました!
長期利用を見越して利用する場合は、まとめ払いのご利用もおすすめです。
上記のまとめ払いとは逆のパターンです。10日間だけ利用したい、当初は1か月の予定だったが1か月に満たないまま解約したいが1か月分の月額がもったいない…と感じる方向けの課金タイプです。
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
メモリ | 2GB | 2GB | 2GB |
容量 | SSD 100GB | SSD 100GB | SSD 50GB |
時間・日割り | 3.0円/時間 | なし | 40円/日 |
10日間のみ利用 | 720円 | なし | 400円 |
※税抜表記
※ConoHa VPSは「VPSきっぷ割」適応の場合は利用できません。
さくらのVPSは日割り・時間割り料金に対応していませんので、丸々1か月分の料金が発生します。10日換算ではKAGOYAが最安値です。
ただし柔軟な対応ができるのはConoHa VPSです。例えば24時間解放サーバーではなく、今日は3時間だけマルチプレイで遊ぶ、などの場合は9円のみ発生します。KAGOYAの場合は、日割りですので時間に関係なく40円とかかってしまいます。
自分がどのような遊び方をしたいのかに合わせて選ぶことがポイントです。
長期利用で遊びたい方にも、短期利用で遊びたい方にも対応しているConoHa VPSがおすすめです。
マルチプレイでは、同時接続人数に合わせたスペックを選ばないと、ゲームのパフォーマンスが落ちてしまう場合があります。
とはいえ、最初からハイスペックなプランを契約してしまうのも月額料金が嵩むため避けたいですよね。
最初は少人数で必要なメモリ2GB~のプランからスモールスタートし、その後必要に応じたスペックへ変更…のように途中からでもプラン変更がしやすいサーバーを選びたいところです。
まずどのくらいの人数で、どれくらいのメモリが必要なのかを確認しましょう。
ConoHa VPSの公式サイトやKAGOYA VPSの公式サイトによると、だいたい
が推奨基準になるようです。
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
メモリ | 2GB | 2GB | 2GB |
容量 | SSD 100GB | SSD 100GB | SSD 50GB |
CPU | 3コア | 3コア | 2コア |
月額(月々払い) | 1,680円 | 1,580円 | 1,000円 |
※税抜表記
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB |
容量 | SSD 100GB | SSD 200GB | SSD 100GB |
CPU | 4コア | 4コア | 4コア |
月額(月々払い) | 3,280円 | 3,200円 | 3,500円 |
※税抜表記
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB |
容量 | SSD 100GB | SSD 400GB | SSD 100GB |
CPU | 6コア | 6コア | 6コア |
月額(月々払い) | 6,680円 | 6,400円 | 6,500円 |
※税抜表記
2GBの場合はディスク容量とコア数をみると、ConoHa VPSかさくらのVPSがおすすめです。4GB、8GBとなると価格に大きな差はありませんが、最初から大人数で遊びたい方は、メモリが増えるにつれ容量が増加するさくらのVPSがお得感があります。
スケールアップ、スケールダウンというのは、簡単に言うとプラン変更のことです。
今まで2GBのプランで遊んできたけど、もう少し人数を増やしたいので4GBのプランに変えたい、今のスペックはオーバー過ぎるので下げたいなどプラン変更可能であると無駄がなくゲームを楽しむことができます。
プラン変更について比較しました。
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
スケールアップ | ◎ | ◎ | ◎ |
スケールダウン | ◎ | × | × |
ここではConoHa VPSだけがスケールダウン対応となりました。
特に、スケールダウンは一時的なスペックアップなどに利用できますので大変便利です。
基本は少人数で、たまには大人数で遊びたいなどといったニーズにピッタリなのはConoHa VPSとなります。特にConoHa VPSは、時間課金制度もあるため3時間だけ8GBプランで遊んでも、遊んだ時間分だけの料金しかかかりません。(※まとめ払い契約は時間割りなし)
レンタルサーバーを借り、いざ!マイクラでマルチプレイを始めよう!と思っても直ぐには始めることができません。まずサーバーでマイクラを使うための設定を行う必要があります。
設定では、コマンド入力やスクリプトの起動などを行う場合もありますので、費用で選んでしまった結果、聞きなれない・見慣れない単語と格闘する事になった…なんてこともあり得ます。
難しい設定はやりたくない・すぐに遊びたい方は特に、設定が簡単にできるサーバーを選ぶとよいでしょう。
ここでは導入・設定の難易度で比較しました。
サーバー | ConoHa VPS | さくらのVPS | KAGOYA VPS KVM |
公式のマニュアル | ◎ | ◎ | ◎ |
サーバー構築 | 契約時でもOK | 契約後にコントロールパネルから | 契約後 |
サーバー設定方法 | 選ぶだけで自動構築 | 簡単インストール | コマンド入力 スクリプト入力 |
難易度 | 初心者でも大丈夫! | 初心者~中級者 | 中級者~ |
構築後のサーバーとマイクラの連携(下記イメージ)は各サーバー必要な手順です。
この中でも圧倒的に導入が簡単なのはConoHa VPSでしょう。
どのサーバーも、インストールなどの設定が契約後であるのに対して、契約時にプランと一緒にマインクラフト統合版もしくはJava Editionを選ぶだけで構築が完了するため、契約完了後に連携作業を行うだけで遊ぶことができます。
簡単で、スピーディーに遊びたいならConoHa VPSがおすすめです。
ConoHa VPSほどスピーディーではないですが、さくらのVPSもインストールが簡単なためおすすめできます。特に最初から大人数で遊びたい方は、先ほどのスペック比較でもあったように他社と比較するとディスク容量が大きいところがポイントです。
逆にKAGOYA VPSはコマンド入力やスクリプト入力などを行う必要があるため、なかなか初心者にはハードルが高いでしょう。マニュアルはありますが、手間も多いため初心者にはおすすめできません。
ここまで3つのポイントを比較してきました。
どのサーバーも、おすすめポイントがあり迷われている方もいるかと思います。
まずはどれくらいの人数で、どのくらいの期間遊ぶ予定なのか(例えば毎日、週末だけなど)などから整理してみるとピッタリなサーバーを選びやすくなると思います。
将来的にどのくらいの規模になるか見当がつかない…という場合には『ConoHa VPS』をおすすめします。やはり他社には無かった、スケールアップ・スケールダウンの自由度は今後ゲームをやっていくに当たってとても役立ちます。
また、ConoHa VPSでは「Minecraft Manager」どいう独自のマイクラ管理ツールを提供しており、ブラウザ上でマイクラ側の設定変更やアップデートを行うことができます。
ご自身にあったサーバーで、楽しいマイクラライフを送ってくださいね!
1.なんと言っても初期費用無料!少ない負担で運用を始めたい方にピッタリ
2.直感的に使えるコントロールパネルでサーバー管理もラクラク
3.世界最速級のWordPress実行環境「KUSANAGI」をすぐに利用可能!
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レンタルサーバーの選びに迷ったら、ぜひレンタルサーバー比較なびを参考になさってください。