個人のウェブサイトなどで、手頃な月額で利用できるレンタルサーバーとして人気のエックスサーバーとロリポップ!レンタルサーバーを比較してみました。
今回は、あくまでも個人向けの比較となりますので、企業サイトや大規模サイトでの利用をご検討中の方はこちらのランキングを御覧ください。
今回の比較内容です。
【サーバープラン】
【比較項目】
上記の比較内容をもとに、当サイトが考えるおすすめタイプ
【エックスサーバー向け】
【ロリポップ!レンタルサーバー向け】
それでは、詳細に見ていきましょう!
目次
まずはエックスサーバー、ロリポップ!レンタルサーバー各社の特徴をご紹介いたします。
プラン | スタンダード(旧:x10) | プレミアム(旧:x20) | ビジネス(旧:x30) |
---|---|---|---|
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
月額費用(1ヶ月更新) | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
最安月額費用(36ヶ月更新) | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
ディスク容量(オールSSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
転送量目安 | 600GB/日 | 800GB/日 | 1,000GB/日 |
転送量課金 | なし | なし | なし |
PV数目安 ※1ページあたり2MB換算 |
300,000PV/日 | 400,000PV/日 | 500,000PV/日 |
データベース数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
簡単インストール | WordPress EC-CUBE 他 |
WordPress EC-CUBE 他 |
WordPress EC-CUBE 他 |
永久ドメイン特典 ※12ヶ月以上の契約必須 |
◯ | ◯ | ◯ |
もらえる永久ドメイン | .com / .net / .org / .info / .biz .xyz / .link / .click / .blog のいずれか |
.com / .net / .org / .info / .biz .xyz / .link / .click / .blog / .jp のいずれか |
.com / .net / .org / .info / .biz .xyz / .link / .click / .blog / .jp .co.jp / .or.jp / .ne.jp / .gr.jp のいずれか |
2021年2月にエックスサーバーは全プランのSSD容量を100GB増量しました。
また、2021年5月にはスタンダード(旧:x10)プランでも、契約中は永久に無料となるドメインプレゼントが適用されたのは大きなメリットです。
エックスサーバーはページの表示速度においても力を入れており、全ストレージにおいて次世代の高速接続インターフェイスNVMeを採用。従来のSSDよりも読み込み速度が最大約14倍に向上するなど、ユーザーにとってストレスのないウェブサイト運用が期待できます。
さらに2021年5月に「KUSANAGI」の導入が発表され、WordPress環境における高速化・安定化のさらなる強化が期待できます!
エックスサーバーのおすすめは「スタンダード(旧:x10)」になります。
エックスサーバーのプランの違いとして抑えるポイントは4つです。
まずディスク容量、いわゆるストレージの大きさですが、スタンダード(旧:x10)プランでは大容量の300GBが備わっています。この数字が足りるのか・足りないのかを判断するにはウェブサイトの容量で考えてみましょう。
ウェブページ1ページあたりの重さは平均で約1MB~3MBが目安とされています。1ページ2MBでGBへ換算すると300GBは10万ページを作成してやっとストレージを使い切る計算になります。
もちろん、動画や画像などそもそものデータ量が多いコンテンツを大量に使用する場合は上記の10万ページ未満で不足はしてきますが、一般的な画像とテキストがメインのブログでの利用であれば、「スタンダード(旧:x10)」プランでも充分なほどです。
転送量とは、サイトにアクセスがあったときに、サーバーから送信されるデータ量を指します。
サーバー負荷を防ぐためにデータ転送量に制限を設けているレンタルサーバーは多いですが最近は無制限となっているサービスも多く見かけます。
データ転送量については無制限ですが、実際には目安が設けられているためその目安は超えないようにしましょう。
X10プランでは転送量は1日600GBの目安が設けられています。およそ1日30万PVのアクセスがあっても大丈夫ということになります。
仮に新規立ち上げブログだとしても、公開直後に30万アクセスを超える…というのはあまり現実的な話では有りません。運用していく上で、1日の転送量を超えそうになった場合に、プランを変更すれば問題ないでしょう。既に30万PV/日があり、エックスサーバーへの引っ越しを検討されている方については上位プランをおすすめいたします。
ウェブサイトを作る際に取得したい独自ドメインですが、独自ドメインは無料ではなく年間で維持管理費がかかります。
ドメイン | 取得・更新 | 年間費用 |
---|---|---|
.com | 取得(1個目) | 1円 |
取得(2個目以降) | 950円 | |
移管 / 更新 | 1,298円 | |
.net | 取得(1個目) | 1円 |
取得(2個目以降) | 1,180円 | |
移管 / 更新 | 1,518円 |
その維持費がかからないというのが「永久ドメインプレゼント特典」です。
これまではプレミアム(旧:X20)以上のプランのみに適用されていましたが、2021年5月よりスタンダード(旧:x10)プランでも永久ドメインが付与されることになりました。個人的な用途でも使えるドメインだと「.com」「.net」などが契約中は取得・更新費用がかかりません。
「.jp」などの使用条件を満たさないと利用できないドメインの場合は上位プランを検討してください。
また、エックスサーバーではドメインに関するプレゼントキャンペーンを実施することが年に数回あります。
永久ドメインがもう1つもらえる大変オトクなキャンペーンも実施していたりなど、エックスサーバーの契約においては独自ドメインにかかる費用の問題はほぼ皆無と言っていいでしょう。
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 | 0円 | 3,300円 |
月額費用(1ヶ月更新) | 110円 | 440円 | 660円 | 1,100円 | 2,530円 |
月額費用(36ヶ月更新) | 110円 | 220円 | 550円 | 550円 | 2,200円 |
ディスク容量 | 20GB | 160GB | 200GB | 320GB | 1TB |
転送量目安 | 200GB/日 | 500GB/日 | 700GB/日 | 900GB/日 | 1.2TB/日 |
転送量課金 | なし | なし | なし | なし | なし |
PV数目安 ※1ページあたり2MB換算 |
100,000PV/日 | 250,000PV/日 | 350,000PV/日 | 450,000PV/日 | 600,000PV/日 |
データベース数 | – | 1 | 50 | 無制限 | 無制限 |
簡単インストール | baserCMS 他 |
WordPress EC-CUBE 他 |
WordPress EC-CUBE 他 |
WordPress EC-CUBE 他 |
WordPress EC-CUBE 他 |
無料ドメイン特典 ※12ヶ月以上の契約必須 |
なし | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
無料ドメインの種類 | .com / .net / .info / .org / .xyz / .work /.tokyo / .shop / .mobi / .club / .biz / .me / .pro / .in.net /.okinawa .cloud / .art / .nagoya / .blue /.yokohama / .link / .group / .jp.net / .dev / .company / .asia / .promo / .icu .jpn.com / .pink /.ryukyu / .red / .in / .click / .page / .be / .us / .business / .pet / .top / .コム / .kim .pictures /.vip / .futbol / .rocks |
ロリポップ!レンタルサーバーの特徴はなんと言っても料金プランの豊富さとその安さです。
レンタルサーバー会社の中でも老舗のロリポップ!レンタルサーバーは若者向けにサービスを展開し続けており、お手頃な費用もその魅力の1つです。
最安プランの「エコノミー」では100円~から始めることができます。ただし注意したいのはデータベースが使用できないこと。つまりWordPressは使うことができません。WordPressを使用したい場合は1つ上の「ライト」からとなります。それでひと月あたり最安220円から契約することができますので、最低限の機能があればよく費用を安く抑えたい方にはおすすめです。
ずばり「ハイスピードプラン」です。
「スタンダードプランでは?」と疑問に感じた方もいらっしゃると思います。もちろん、スタンダードプランもおすすめではありますが、ポイントは契約期間にあります。
36ヶ月更新でハイスピードプランを契約すると、ひと月あたりスタンダードと同額の550円で利用できるのに加え、初期費用無料、データベース数は無制限とサービス内容は格段にアップする点は見逃せません。
また、ハイスピードプランはその名の通り、「表示速度」に特化したプランで、スタンダードでは搭載されていない第4世代のWebサーバー「LiteSpeed」を搭載。WordPress製のウェブサイトを高速かつ安定した運用が可能となるのも魅力です。
それでは、エックスサーバーの「スタンダード(旧:x10)」とロリポップ!レンタルサーバーの「ハイスピードプラン」を比較してみましょう。
項目 | エックスサーバー | ロリポップ!レンタルサーバー | |
---|---|---|---|
費用 | 初期費用 | 3,300円 | 0円 |
ひと月あたりの費用(1ヶ月契約の場合) | 1,100円 | 1,100円 | |
ひと月あたりの費用(36ヶ月契約) | 990円 | 550円 | |
ディスク関連 | 容量 | 300GB | 320GB |
種類 | SSD | SSD | |
コア&メモリ | 48コア/512GB | 非公開 | |
転送量 | 転送量目安 | 600GB/日 | 900GB/日 |
転送量課金 | なし | なし | |
PV数目安 ※1ページあたり2MB換算 |
300,000PV/日 | 450,000PV/日 | |
データベース | 設置数 | 無制限 | 無制限 |
種類 | MySQL | MySQL | |
SQLite | SQLite | ||
バックアップ | 自動バックアップ | あり(無料) | あり(復旧は有料) |
WordPress | 簡単インストール | ◯ | ◯ |
簡単引っ越し・移行 | ◯ | ◯ | |
Webサーバー | 仕様 | nginx | LiteSpeed |
サポート | 電話 | 平日10:00~18:00 | 平日:10:00〜18:00 |
メール | 24時間受付 | 24時間受付 | |
チャット | なし | 平日・土日: 9:30〜13:00 14:00〜17:30 | |
オンラインマニュアル充実度 | ◯ | ◎ |
費用においては、単月ごとの契約では同価格と変わらないですが、
36ヶ月更新での契約になるとロリポップ!レンタルサーバーが圧倒的に安くおすすめです。
レンタルサーバーにおいては価格だけでなく、サーバーの性能もきちんと加味して決めることが重要となりますので、価格で即決せず、他の比較ポイントを見た上で決めることをおすすめいたします。
両者ともSSDを採用していますのでHDDを使用しているレンタルサーバーよりも格段にウェブサイトの表示は速くなります。(※コンテンツによる)
ロリポップ!レンタルサーバーにおいては20GB多いため、同じ料金で少しでも容量は得をしたい!という方はロリポップ!レンタルサーバーをおすすめします。
ディスクの話ではないですが、SSDに加えてサーバー全体で処理速度に力を入れているのはエックスサーバーとなります。
2021年5月にはKUSANAGI導入を発表しているため、WordPressサイトの処理速度がさらに向上するのもメリットです。
ここまでディスク容量や月額で大きな差がなかったエックスサーバーとロリポップ!レンタルサーバーですが転送量はどちらも充分備わっているものの、目安に大きな差があります。
転送量はサイトのPV数と密接に関係しているため、ブログを運用していくなかでPVを稼ぎたい・アクセスを集めたい方はロリポップ!レンタルサーバーがおすすめとしたいところですが、
アクセスが多いサイト=アクセスが集中する可能性が高いと考えると、アクセス集中時に処理が安定しているのはKUSANAGI導入を決めたエックスサーバーとなります。
ウェブサイトになにか問題があった場合にはバックアップ機能を使用することもあります。エックスサーバーとロリポップ!レンタルサーバーでは共に自動バックアップ機能が搭載されております。
ただし、ロリポップ!レンタルサーバーの場合復旧手数料が11,000円とかかるため、お得と言えるのはエックスサーバーでしょう。
エックスサーバーとロリポップ!レンタルサーバーどちらもWordPress機能は充実しており、簡単インストールや便利なお引越し機能で移管も手軽に行なえます。
サポートについては、チャットサポート対応をしているロリポップ!レンタルサーバーがおすすめです。
営業時間の制限はありますが、チャットサポートは電話では繋がりにくい時も頼れ、やり取りもテキストで残るため見返すことができます。
また、ロリポップ!レンタルサーバーの公式サイトではレンタルサーバーに関するよくある質問だけでなくサイトの作り方など初心者が知りたいトピックスを丁寧に解説しています。ウェブサイトを作るのが初めてで、不安という方にはロリポップ!レンタルサーバーが大変おすすめです。
以下にここまでの比較結果をタイプ別にわかりやすくまとめました。
1. 高速性・機能性・安定性の優れた高品質サーバーが月額990円から利用可能!
2. 独自SSLが無料・無制限!短期間で証明書発行、さらに自動でインストールまで対応
3. 人気のCMS「WordPress」が手間なく簡単にインストール可能!
1.簡単インストール機能でたったの1分で設置可能。
2.高速レスポンスで安心できる環境づくりをサポート!
3.速さと安定性を追求し、表示スピード向上と安定したパフォーマンスを実現。
また、各レンタルサーバーでは無料のお試し期間を実施しています。
決めかねている方はお試し期間を活用して、ご自身にぴったりなサーバーを選ぶことをおすすめします。
レンタルサーバー比較なびは、レンタルサーバーサービスの比較サイトです。各レンタルサーバーの中でも『共有(共用)サーバー』『VPS(仮想サーバー)』『マネージドサーバー』の3つの種類を主に取り扱っています。人気のサーバーから、初心者でも使いやすく、また、法人でも安心して運用できるサーバーなど幅広く徹底比較。
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レンタルサーバーの選びに迷ったら、ぜひレンタルサーバー比較なびを参考になさってください。