※PR文を含みます
パソコンやスマートフォンでインターネットを閲覧する際に、「aaa.bbb.jp」のようなドメインを目にしたことはないでしょうか。その中でも、一番右側に位置する「.jp」は多くの日本のWebサイトに使用されているドメインです。この「.jp」を管理する会社が日本レジストリサービス(JPRS)です。今回は、日本の.jpドメインを管理するJPRSについて紹介していきます。
目次
JPRSとは、Japan Registry Servicesの略で、株式会社日本レジストリサービスという会社を表します。国別のコードトップレベルドメイン「.jp」を登録・管理している会社です。 2002年4月1日以降、JPドメイン名の管理・登録は、すべて日本レジストリサービスで行われています。
ドメインとはインターネット上の住所のようなものです。例えば「aaa.bbb.jp」というURLのWebサイトは世界に1つだけです。仮に別のサイトで同一のドメインが使用されると、どちらのサイトを表示すれば良いか混乱を招いてしまいます。それを避けるため、JPRSがドメインを管理して、重複しないよう管理しています。
このドメインについて、もう少し詳しく見ていきましょう。先ほどドメインは住所のようなものと表現しましたが、「aaa.bbb.jp」の場合、jpの中にあるbbb、そのまた中にあるaaaといったように右側に向かうほど大きなくくりになっていきます。この中で一番右側についているもの、ここでは「.jp」のことをトップレベルドメインと呼びます。このトップレベルドメインは「分野ごとに割り当てられたもの」と「国ごとに割り当てられたもの」の2種類に分類され、「.jp」は後者に当たります。
JPRSはドメインの管理だけを行っている会社ではありません。ドメインネームシステム(DNS)の運用や、JPDirectという名称でレジストラと呼ばれる業務も行っています。
DNSとはドメインとIPアドレスをつなげるシステムです。
ドメインという住所の他に、インターネットに接続されている機器にはIPアドレスというものが割り振られています。IPアドレスは、緯度・経度のようなもので、「192.41.192.129」など数字の羅列で表現されます。一見して何を表しているか分からないので、識別しやすいようにドメインという分かりやすい住所をつけるようになりました。この、ドメインとIPアドレスを連携させる役割をするのがDNSです。
JPRSのようにトップレベルドメインを管理している機関をレジストリと呼びます。レジストリはトップレベルドメインの数だけあり、「.jp」の他にも「.com」や「.net」などもレジストリは存在します。JPRSの場合、「.jp」に関するすべてのデータベースを持っており、どのドメインが取得不可能で、どのドメインが取得可能か分かります。
レジストリがドメインを管理しているのに対して、レジストリのデータベースにドメインを登録する権限を与えられているのがレジストラです。つまり、JPRSはドメインの管理業務だけではなく、ユーザーから依頼を受けたドメインの登録業務も行っています。
今回は、日本レジストリサービス(JPRS)についてご紹介しました。ドメインについて学んでいくと必ず出てくるJPRS。「.jp」ドメインの管理・登録の役割を持ち、ドメインネームシステムの運用も行っている重要な存在です。SEOなどを考慮するなら、やはり独自ドメインがおすすめです。Webサイト立ち上げの際は、まず独自ドメインを取得し登録するところから始めてみてはいかがでしょうか。
レンタルサーバー比較なびは、レンタルサーバーサービスの比較サイトです。各レンタルサーバーの中でも『共有(共用)サーバー』『VPS(仮想サーバー)』『マネージドサーバー』の3つの種類を主に取り扱っています。人気のサーバーから、初心者でも使いやすく、また、法人でも安心して運用できるサーバーなど幅広く徹底比較。
比較情報の他にも、レンタルサーバーの基礎知識やお得なキャンペーン情報、お役立ちコラム、ホームページの作り方など役立つ情報が満載です。
レンタルサーバーの選びに迷ったら、ぜひレンタルサーバー比較なびを参考になさってください。