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サイトの引っ越し(ドメイン変更)によって、意図せず個人情報を公開してしまったり、引っ越し前よりアクセスが落ちてしまったりするケースがあることをご存じでしょうか?このような事態を防ぐため、サイトの移転を考えている場合は十分に注意しなければなりません。
今回は、ドメイン変更時にあらかじめ気を付けておきたいポイントについてご紹介します。
独自ドメインに変更する際は、whois情報について注意する必要があります。
whois情報というのはドメインの登録者情報のことです。具体的には、ドメインの登録者の住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を指します。このwhois情報はWeb上で誰でも確認することができます。
無料ブログなどのドメイン(サブドメインやサブディレクトリ)であれば、whois情報にはブログサービス会社等の情報が載り、利用者の個人情報が載ることはまずありません。ただ、独自ドメインの場合は、ドメイン会社の「whois情報公開代行」サービスなどを利用しない限り、登録者の個人情報が載ります。
万が一、サイトが炎上した場合などは、真っ先にこのwhois情報を不特定多数の人たちに調べられます。また、炎上などではなくとも、悪意のある人物に個人情報を知られてしまうかもしれません。
そのようなケースを防ぐためにも、ドメインを変更する前に、whois情報公開代行が可能なドメイン/ドメイン会社かどうかを調べておきましょう。whois情報公開代行とは、whois情報にドメイン会社等が代行して登録者情報を載せてくれるもので、一般的には無料で利用できます。
例えば、「汎用JPドメイン」(.jp)の場合、whois情報公開代行ができないドメイン会社も多くあります。個人情報の公開を望まないケースであれば、whois情報公開代行が利用できるドメイン/ドメイン会社を選び、サイトの引っ越し時(ドメイン変更時)には忘れずに利用してください。
サイトを引っ越す(ドメインを変更する)ときには、できるだけアクセスを落とさないために301リダイレクトを行いましょう。301リダイレクトとは、恒久的な転送を意味する転送処理のことで、以下の効果があります。
Googleなど検索エンジンのクロールは、301リダイレクトが施されていることを確認して、旧サイトから新サイトに引っ越ししたということを認識します。そうすることで、旧サイトのSEO上の評価の大部分を新サイトに引き継ぐことが可能なのです。
ただし、無料ブログなどではサーバーに.htaccessファイルを作成できないなどの理由で、301リダイレクトを行えない場合もあります。
その際の代替手段として、「meta refresh」タグで自動転送するという方法があります。
meta refreshはあくまでも301リダイレクトが行えない場合の代替手段です。他に手段がない場合の応急処置として捉えておくと良いでしょう。
Google Search Consoleのアドレス変更ツールを使用することで、Googleにアドレス変更を伝えることができます。Googleによると、アドレス変更ツールを使用することで、Google検索における掲載順位への影響を最小限に抑えることが可能です。
アドレス変更ツールを使用するには、旧サイトと新サイト間で301リダイレクトを行っている必要があり、また、新サイトがサブドメインやサブディレクトリの場合は、アドレス変更ツールを使用することはできません。
301リダイレクトを行うだけでも、SEO上の評価の大部分を引き継ぐことが可能ですが、同時にアドレス変更の報告もしておくと、より万全といえます。
ドメイン変更時には、個人情報の流出やページの評価の低下などを防ぐために以下のことを行いましょう。
・whois情報公開代行サービスで、意図しない個人情報公開を防ぐ
・301リダイレクトで、引っ越し後のアクセスやSEO評価を維持する
・アドレス変更ツールで、Google検索の掲載順位への影響を最小限に抑える
事前の作業に抜けがあると、サイトの移転によって検索エンジンからの評価が下がったり、今まで積み上げてきた評価がなくなったりする可能性もあります。スムーズなサイト運営を続けるためにも、ドメインを変更する際は、ご紹介した内容を1つ1つ実践してみてください。
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