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はじめてWordPressを使うと様々な機能や、デザインテーマの豊富さに早く使いこなしたい!とワクワクする方も多いのではないでしょうか。
しかし、どんなに便利なツールでも、トラブルが絶対にないとは言い切れません。頑張って作ったページが、たった1度のトラブルで水の泡と化してしまっては頭も真っ白になってしまいますよね。
WordPressのトラブルは自身がデータを誤って消してしまった、ファイルの記述を誤って編集してしまった、サーバー側に問題が起きてしまった…など様々なパターンがあります。
特に、サーバーのトラブルは自身でも予想がつかないもので、未然に防ぐというのはとても難しいです。
そういった時のために、バックアップを日ごろから取るようすれば、いざという時も安心です。
今回はいざという時のために、プラグインを使わずにできるバックアップ方法と、そのバックアップファイルを用いてWordPressを復元する方法をご紹介いたします。
そもそも、不安定なサーバーでWordPressを運用していては元も子もありません。
特に、企業サイト、通販サイトなどを運用するには、サーバーの稼働率やトラブル時のサポートがとても重要になってきます。 例えば通販サイトの場合、予期せぬサーバーのトラブルで数分、数十分、多いときは丸一日サイトが見れない状態になると、その時間帯の当然ですが利益は0となってしまいます。
まずは、サーバーの稼働率が高く安定しており、トラブル時の対応が充実したサーバーや、プランを選びましょう。
万全のサポート体制がおすすめのサーバーランキング
WordPressは1枚のページに対して、「記事本文・コメント」などのデータと「デザインやプラグイン」などのデータは別々の箇所に保存されています。
WordPressでページが表示されなくなったなどのトラブルは、プラグインなどの不具合やテーマを編集した際にPHPファイルへの記述を誤ったのが原因などが多く、別に保存されている記事やコメントのデータは無事なことが多いです。
しかし、サーバーのトラブルや、移管作業の際のトラブルなどですべてのデータを失ってしまうという事もあります。ですので、日ごろからバックアップを取っておくことはとても重要なのです。
それでは、プラグインを使わずにバックアップデータを取る方法をご紹介いたします。
バックアップを取る際に、まず用意するものがあります。
それはFTPクライアントソフトです。FTPクライアントとは、サーバに接続して自身のパソコンからサーバ上のファイルを管理したり、パソコンとサーバーのファイルを送受信できるソフトです。 つまり、ブラウザから、コントロールパネルにアクセスしなくても、そのソフトを使って、サーバーのファイル管理ができるといったものになります。 FTPクライアントは、フリーソフトが多くありますので自身の使いやすさに合わせたものをダウンロードして使用しましょう。
今回の例では、サーバーは「NTTコミュニケーションズ Bizメール&ウェブ ビジネス」、FTPクライアントは「FileZilla」を使用します。
まずはFTPの設定をしましょう。
まずはFTPクライアントを起動させます。
今回使用しているFTPクライアントは「FileZilla」の起動させた画面はこのようになっています。
上のファイルから「サイトマネージャ」をクリックします。
このようなウィンドウが開きます。ここで「新しいサイト」をクリックします。
「一般設定」を上記のように行います。赤枠以外の箇所は特にデフォルトのままで構いません。
次に上の「詳細」をクリックします。
ここでは、FTPクライアントを接続するデフォルトのディレクトリを設定します。
今回は、パソコン上に、「レンタル鯖子の部屋」という作業フォルダを作っていましたのでそこをローカルディレクトリに指定しました。
WordPressをインストールしたディレクトリ「/www/htdocs」に設定しました。
※設定はサーバーによって異なります。使用するレンタルサーバーサービスのマニュアル等を確認し、設定を行いましょう。
入力が終わったら「接続」をクリックします。
ここで再度パスワードの入力を求められたら、パスワードを入力してください。
無事接続ができると、先ほどの画面に戻ります。
左の青枠内がローカルのディレクトリ(上)、ディレクトリ内のファイル(下)になっていて、右の赤枠内がサーバーのディレクトリ(上)、ディレクトリ内のファイル(下)になっています。
これで接続設定は完了です!
まずはサーバー上のWordPressのデータを、パソコン上へ保存します。先ほど設定したローカルのフォルダ内に、バックアップデータを保存するためのフォルダを作成しましょう。
作成が完了したら、サーバーからWordPressのデータをダウンロードします。この際に必要なのが、先ほど設定をしたFTPクライアントです。
FTPクライアントを起動します。
ローカル側ではバックアップ用のフォルダを開き、サーバー側ではWordPressをインストールしたディレクトリ(例ではwordpress)→「wp-content」を開いていきます。
wp-contentフォルダを開いたら「uploads」「themes」「plugins」フォルダを選択し、そのままバックアップ用フォルダにドラッグ&ドロップします。
これで無事ファイルがダウンロードできました。それと同時に1つ目のバックアップは完了です。
次は記事本文とコメントのデータをバックアップするためにWordPressの管理画面へログインしましょう。
左のメニューより、「ツール」→「エクスポート」をクリックします。
このような画面に移ったら、「すべてのコンテンツ」を選択し、「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックします。
先ほどのFTPクライアントでダウンロードしたバックアップデータと同じフォルダに保存しましょう。
ここで忘れてはならないのは、WordPressの設定回りをメモすることです。 一般設定、パーマリンク設定、更新情報サービス、念のためインストールしたプラグインなどのメモは取っておくに越したことはありません。特にパーマリンク設定は必ずメモをしましょう。
これにてバックアップの作業は完了です。
リストアとは、バックアップデータを用いてデータを復旧させることです。
よく混同されがちですが、トラブルがあった際にサイトの状態を元に戻すのはバックアップ作業ではなくリストア作業になります。
それではリストア作業についてご紹介いたします。
リストア前にWordPressをサーバーにインストールしてください。
まずは初期化状態のWordPressのサンプル投稿やコメントなどを削除しましょう。プラグインとテーマはそのままで構いません。
WordPressの準備終わったら、FTPクライアントを起動します。
ローカルはバックアップデータを保存しているフォルダを開き、サーバ側では「wp-content」フォルダを開きましょう。
そこに先ほどバックアップ時にダウンロードした3つのフォルダ「uploads」「plugins」「themes」を選択して、今度はローカル側からサーバー側へドラッグ&ドロップします。(データアップロード)
上書きしても良いかを聞かれたらOKで構いません。
先ほどの「uploads」「plugins」「themes」のアップロード作業が終わったら、WordPressの管理画面にログインし、下記の作業を行いましょう。
左のメニューから、「ツール」→「インポート」をクリックします。
「WordPress」をクリックします。
するとプラグインのインストールを促す画面に切り替わりますので、「今すぐインストール」をクリックしてください。
「プラグインを有効化してインポートツールを実行」をクリックします。
「ファイルを選択」をクリックして、先ほどエクスポートしたxmlファイルを選択し、「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックしましょう。
ここでは投稿者の割り当てをします。新規ユーザーは設定しないので、自分(既存のユーザー)に割り当てましょう。
「添付ファイルをダウンロードしてインポートする」にチェック入れたら、「実行」をクリックしてください。
このようなメッセージが表示されたら、リストア作業は完了です!お疲れ様でした。
いかがでしたでしょうか。 バックアップは手順に慣れてしまえば、とても簡単な作業です。
これからWordPressでサイトを構築し、運用するなら覚えておいて損はありません。日々更新してきた大切なデータを一瞬で失うことのないように、日ごろのバックアップを心がけましょう。
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