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サーバーの仮想化とは、1台のサーバーを複数の仮想サーバーに分割して運用する仕組みです。サーバーは本来、稼働台数が増えるほど運用コストの負担も増えていきますが、仮想サーバーを利用することでさまざまなコストの削減が可能になります
今回は、そんなサーバーの仮想化について詳しくご紹介します。
目次
サーバーの仮想化とは、1台の物理サーバー上に、複数のサーバーを仮想的に(仮想サーバーとして)統合する仕組みを指します。
物理的に実体のある物理サーバーに対し、仮想サーバーは物理的な実態を持ちません。
通常、1台の物理サーバーには複数のOSを入れることはできません。そのため複数のOSを必要とする場合、OSの数だけ物理サーバーを用意する必要があります。1台の物理サーバー上に仮想的に(仮想サーバーとして)統合することで、1台の物理サーバーでも複数のOSを動作させることが可能となるのです。
サーバーの仮想化は、サーバーの運用コストを削減できるなどのメリットから、2010年頃から急速に普及・浸透しました。現在では、数多くの企業がサーバーの仮想化を導入しています。
以下では、サーバーの仮想化のメリットについてご紹介します。
サーバーの仮想化のメリットとして、主に下記の4点が挙げられます。
サーバーの仮想化により物理サーバーの稼働台数を集約することで、サーバーの運用コストを削減することができます。
通常、サーバーの稼働台数が増えるほど、その管理・運用の人件費は増加します。サーバーの仮想化によって管理・運用に掛かる作業コストを減らすことができるため、人件費の削減につながります。
また、サーバーの消費電力が削減されるため電気代を抑えることができます。サーバールーム維持に掛かるコストも削減できますし、サーバールームを拡張したりその冷却設備を増設したりするコストも仮想サーバーの利用によって抑えることができます。
サーバー仮想化により各サーバーのリソースを効率的に活用することができます。
サーバーの稼働台数が増えてくると、サーバーリソースのうち10%~15%ほどしか稼働していないサーバーが出てくることも珍しくありません。そのようなサーバーも仮想化して統合することで、サーバーリソースを無駄なく利用することができます。
1つのサーバーを効率よく稼働させることができるため、新たにサーバーを購入するコストも抑えることができます。
サーバーの仮想化により1台の物理サーバーで複数のOSを動作させることができるので、古いOS上でしか動作しないアプリケーションも最新のサーバーで使用することができます。
OSが古い場合、新しいサーバーが古いOSをサポートしていないことがあります。
スペックなどの問題からサーバーを新調したいが、古いOS上でしか動作しないアプリケーションも使い続ける必要がある場合、サーバーを仮想化させることによって古いOSを使用したまま新しいサーバーに切り替えることが可能となります。
サーバーの仮想化によって、複数の開発環境(テスト環境)を1台のサーバー上に保持することができるようになります。これにより開発の効率性が向上します。
コスト面や開発効率などの面において、サーバーの仮想化にはさまざまなメリットがあります。社内サーバーなどの稼働台数の増加にともないサーバーの運用コストが増えつつある場合、サーバーの仮想化を検討してみるのも良いでしょう。
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