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自宅に自作サーバーを設置することについて、エンジニアなら誰しも考えたことがあるのではないでしょうか。
エンジニアにとって自宅のデスクトップPCやノートPCでサーバーを構築することは、技術面や知識面において大きなメリットがあります。最近では自宅用PC自体のCPUやハードウェアの性能も上がり、サーバーの負荷にも耐えられるようになったことで、自宅でサーバーを構築することは昔と比べてさほど難しくなくなりました。
しかし、実際に構築するにあたっては注意すべきポイントがいくつかあります。今回はデスクトップPCやノートPCをサーバー化する際の注意点をご紹介します。
サーバーはPCにかなり大きな負担を与えます。ある程度の性能をもったPCであれば問題ありませんが、一昔前のものや、経年劣化により動作が重たくなったものなどをサーバーとして使うとサーバーそのものが動かなくなってしまう危険性もあります。もしくはせっかくサーバーを構築したのに数ヶ月でハードが壊れてしまうということにもなりかねません。
最近はマルチコアやマルチスレッドのCPUを搭載したPCが増えているため、自宅サーバーを構築するためのPCを選びはそれらを利用することをおすすめします。
サーバーを構築するにあたり、火災の対策を考慮すべきことはあまり認識されていませんが、特にノート PCをサーバー化する際には火災への備えを忘れずに行いましょう。
もともとノートPCはサーバー用として使われる設計がされていません。サーバーは当然24時間365日動かすものなので、ノートPCでは過度に負荷がかかり熱をもってしまう場合があります。
そもそもノートPCをサーバーに使うのはあまりおすすめできませんが、どうしても使用する場合は熱の発生に気を付けなければなりません。
具体的には
・ノートPCを高い位置に設置し、部品のすき間にホコリがたまらないようにする。
・風通しの良い場所や扇風機を使い、PCに熱がこもりにくい環境にする。
などが挙げられます。
技術的なことではありませんが、ノートPCそのものを守る意味でも重要です。
自宅でサーバーを構築し外部に公開するためには、グローバルIPが必要になります。契約している会社によって、ブロードバンド回線はプライベートIPしか付いていないものもあるため、注意が必要です。
また、グローバルIPを提供していてもサーバーへの利用ができないケースもあるので、各契約会社にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
実際にサーバーを構築した後、外部への公開時にはセキュリティ対策を施す必要があります。「有名ではなくアクセス数が少ないから大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、あまり知られていないセキュリティが弱いサーバーこそ、サイバー攻撃などの踏み台として利用されてしまうリスクがあるのです。
OSやサーバーソフトウェアのバージョンアップはもちろん、複雑なパスワードを設定するなど、可能な限り脆弱性を残さないよう注意しましょう。
自前でサーバーを作る目的として「節約のために」という方がまれにいますが、節約目的での自宅サーバーはあまりおすすめしません。自前でサーバーを作るのは、外部のサーバーと契約する以上にお金がかかります。
構築にあたりハード面の設置コストもかかり、24時間365日高稼働のサーバーを運用するため電気代やメンテナンスのランニングコストもかかります。
あくまで節約ではなく勉強やカスタマイズを目的とした構築をおすすめします。
自宅でサーバーを構築するにあたり、PCのスペックの問題やコスト・セキュリティ上の問題など注意するべきことはたくさんあります。しかし、自前でサーバーを作ることは、サーバーの仕組みを知るという意味でエンジニアとして非常に良い経験になります。新たにサーバーの構築を行う際には、これらの注意点を守った上でぜひ挑戦してみてください。
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