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サイトに流入した人がそのサイトから離れてしまうことを離脱といいます。離脱率を理解し、そのデータを活用することで、より精度の高いWebサイト分析が可能となります。
今回は離脱率について詳しく説明するとともに、離脱率を改善する方法をご紹介します。
Googleは離脱率を下記のように定義し、算出しています。
・離脱率は個々のページがセッションの最後のページになった割合を示す数値
つまり、離脱率とは、個々のページにおける、離脱したサイト訪問者の割合のことです。離脱というのは、そのページから他サイトに行ったりブラウザを閉じたりすることです。同一サイト内の別ページに行くことは離脱とは呼びません。
例えば、ページAとページBの2ページのみで構成されるサイトがあったとします。50人がそのサイトに訪問し、30人がページAを見たあとに離脱したとします。このとき、ページAの離脱率は50人中30人で60%となります。
サイト訪問者は必ずいずれかのページから離脱することになるため、ページBの離脱率は50人中20人で40%になり、ページAと合わせたサイト全体の離脱率は(必ず)100%です。このため、離脱率はサイト全体ではなくページ単位で解析することにより意味を持ちます。
重要なことは、離脱率が高くても問題ないページと離脱率が高いと問題となるページがあるということです。
例えば、購入完了ページや質問回答ページなどは、ユーザーがサイトに訪問した目的を果たしていると考えられるため離脱率が高くなる傾向になります。この場合は離脱率が高いとしても、必ずしも改善すべきとはいえません。
一方で、ユーザーに何らかのアクションを起こしてほしいページ(ユーザーアクションにつながるページ)で離脱率が高い場合は、改善対象になるといえます。ページ離脱率の高さを改善することで、コンバーション率が高まるなどの効果が期待できるでしょう。
ユーザーが離脱してしまう原因と、離脱率を改善する方法についてご紹介します。
ユーザーアクションにつながるページなどでユーザーが離脱してしまう場合、コンバーションページ(アクション完了ページ)への誘導の仕方に問題がある可能性があります。
例えば、ECサイトの入力フォーム画面で離脱率が高いようであれば、入力フォームが「分かりづらい」「面倒臭い」「複雑である」などの印象を与えていることが原因と考えられます。この場合、入力フォームにおけるユーザーの手間を軽減することで、コンバーション率が改善されることも少なくありません。このようにユーザーにとってのより良い環境作りをすることを、入力フォーム最適化(EFO)と呼びます。
入力フォーム画面以外のケースであっても、コンバーションページへの誘導過程において問題があると、その時点でユーザーが離脱してしまいます。その場合、コンバーションページへの誘導をより簡易化、単純化するなどして見直すことが、離脱率を改善する方法です。
ページがユーザーのニーズに合っていない場合、その時点で離脱につながります。
例えば、広告ページにおいて離脱率が高いケースであれば、広告内容や広告商品がユーザーのニーズに合っていない、広告ページへの誘導段階(検索キーワードやリスティング広告などによる誘導時点)でニーズのミスマッチが生じている、などの原因が考えられるでしょう。
このような場合、離脱率を改善するためには、ユーザーのニーズを取り入れて広告内容や広告商品を見直す、もしくはユーザーのターゲティングを見直すことが基本の対策です。
その他、通常の記事においても、特定の記事だけ他の記事と比べて離脱率が高い場合などは、ニーズが合っていない可能性があります。最も、満足して離脱するユーザーが多いだけという可能性もあるため、滞在時間など他の要素も組み合わせて分析する必要があるでしょう。
サイト運営において各ページの離脱率は、サイト改善に役立つ大きな要素です。離脱率を参考にしながら、他のコンテンツへの誘導に問題がないか、ユーザーのニーズに合った環境になっているかなどを見直してください。
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