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.htaccess(ドットエイチティーアクセス)という言葉を耳にしたことはありますか? これは、Webサーバーで稼働するApache(アパッチ)というソフトウエアを制御するファイルの1つです。
この.htaccessは、SEOにも大きく関係しています。.htaccessに関する知識がないことで正しい設定ができていないと、SEOに悪影響を及ぼす可能性があるため注意しましょう。
今回は.htaccessとは何か? という部分から、どんなことができるのかなどについてご紹介していきます。
目次
.htaccessは上述の通り制御ファイルの1つであり、ディレクトリ単位で設置・設定されます。実際に.htaccessを使用するとどんなことができるのか、主に、以下の5つを挙げることができます。
・ベーシック認証によるアクセス制限
・IPアドレスによるアクセス制限
・ディレクトリファイル一覧表示を隠す
・URL正規化
・リダイレクト設定
.htaccessでできることは多岐にわたりますが、上記が代表的な利用方法です。まずは代表的なものからおさえておきましょう。
特定のページを開く際に、IDとパスワードを求めるようにできます。これをベーシック認証と呼び、表示するブラウザーにより認証の画面は異なってきます。 IDとパスワードを知っている人だけが閲覧できるので、簡易的な会員ページのようなものも作成できます。 特定のIPアドレスを指定することにより、そのIPアドレスからのアクセスを制限することができます。また、その逆に指定したIPアドレスのみアクセス可能にすることや、全てのIPからのアクセスを拒否することも可能です。 URLにディレクトリまでしか入力しなかった場合、何も設定していないとそのディレクトリに設定しているファイル一覧が表示されます。その状態は、セキュリティーの観点からみるととても危険です。 .htaccessにより、ディレクトリ内のファイルを非表示にすることが可能なので、セキュリティーを守るためにも設定しておきましょう。 .htaccessを使うことで、サイトURLのwwwの有無を決めることができます。wwwがあるものとないものが混在していると、Googleはそれぞれ別のページとして認識するため、SEOの効果が分散してしまうといわれています。このような効果の分散を防ぐためにも.htaccessを使って表記を統一する必要があるのです。 これはindex.htmlの有無も同様です。wwwとindex.htmlがあるかないかで、SEOの効果が4つに分散してしまうというリスクが生じます。これらの表記を統一することを、URL正規化といいます。 .htaccessにより、変更前のURLへのアクセスを変更後のURLにリダイレクト(転送)させることができます。サイトをリニューアルした際などにリダイレクトさせることで、それまでの被リンク情報やSEOを新しいURLに引き継がせることができるのです。 また、404エラーが出た際にオリジナルのエラーページに飛ばすこともできます。これは直接的にSEOに効果があるわけではありません。しかしサイトを訪れたユーザーは、高いユーザビリティを感じるかもしれません。 .htaccessのファイルは簡単に作成できます。 テキストエディター内に必要な記述をし、そのファイル名を「.htacccess」にする、それだけで完了です。 保存の際はファイル名の末尾に自動で拡張子が付かないように注意しましょう。 また、「.」からはじまるファイル名の場合、OSなどの環境によってはファイルを保存できない場合があります。この場合はひとまず違う名前で作成し、FTPソフトでアップロードしてから変更をするようにします。 .htaccessはサーバーに関わるもので少し難しいイメージが先行してしまいますが、実際には設定も簡単です。SEOやユーザビリティ向上に役立つものですので、ぜひマスターして各種設定に挑戦してみてください。ベーシック認証によるアクセス制限
IPアドレスによるアクセス制限
ディレクトリファイル一覧表示を隠す
URL正規化
リダイレクト設定
.htaccessの作り方
おわりに
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