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WordPressでサイトを作る際、制作を進めていく前にまず設定した方が良い事の1つにパーマリンクがあります。知らずにサイトを制作していって後から後悔…なんてことにならないように、パーマリンクについて理解し、設定を行うようにしましょう。
パーマリンクとはWEBサイトのページ毎に個別に設定されているURLの末尾のことを指します。ブログ・WordPressなどで記事を投稿した際に割り当てられるURL、という表現が一般的でしょうか。以下の赤線の部分がパーマリンクです。 ブログやWordPressでは、「記事を投稿する」という機能があります。基本的には枠内に文章を書き、「投稿する」といったボタンをクリックすると、新しい個別ページ(URL)が生成されます。なぜなら、個別にURLを持たないと投稿に対してリンクを貼って投稿そのものにアクセスすることができないからです。そのためには個別の投稿のURLは常に変わらない恒久・不変(パーマネントpermanent)が必要であるということから、上記のようなURLは「パーマネントリンク」を略し「パーマリンク」と呼ばれています。
WordPressでは、何も設定をしないと自動で以下のようなパーマリンクが設定されます。
123は投稿した際の記事番号です。「?p=記事番号」となり、最初に投稿した記事は1、新しく投稿すると、2、3と数値が変わっていきます。
簡潔で管理もしやすいURLではありますが、この基本設定はオススメできません。なぜオススメできないのか、これから理由をご説明します。
理想的なパーマリンクに必要なポイントは以下の3つです。この3つのポイントを満たしているパーマリンクはユーザーにとっても検索エンジンにとっても良いパーマリンクと言えます。
サイトのURLは、ユーザーがページの場所を理解するためや、リンクを貼ったり誰かに教えたり共有をするため、またアドレスバーに打ち込んでページを開く時にユーザーに目に入るものです。あまりに長いURLでは共有するのもアドレスバーに打ち込むのも面倒くさく感じるでしょう。また、数値等のURLでは、URLを見ただけではどのようなページかわからず、ユーザーの関心を引くことができません。
このことは、検索エンジンのGoogleも推奨しています。Googleはユーザビリティの高いサイト構成のガイドラインとして、以下のように「シンプルな URL 構造を維持する」ことを公式に伝えています。
【引用 https://support.google.com/webmasters/answer/76329?hl=ja】
「シンプルな URL 構造を維持する」では改めて、Wordpressのデフォルトのパーマリンクを見てみましょう。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。
http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
では、実際にパーマリンクをデフォルトのものから理想的なパーマリンクに自分で決めれるようにする設定方法について説明していきます。
WordPressの管理画面を開き、左のメニューから「設定」→「パーマリンク設定」とクイックしてください。パーマリンク設定の画面が開きます。
デフォルトでは、「基本」にチェックがついています。日付や月など選択肢が複数ありますが、全て自動で設定されてしまうものになります。今回は自分でパーマリンクを決めれるようにするため、赤枠の「カスタム構造」を使います。まずカスタム構造にチェックをいれましょう。
次に、赤枠に以下のテキスト(タグ)を入力してください。
/%category%/%postname%/
入力したあと、ページ最下部の「変更を保存」をクリックしましょう。
これで、手動でパーマリンクを設定できる準備ができました!
先程入力した「/%category%/」は、投稿名ではなく、投稿毎に設定できるカテゴリ名を差します。投稿をカテゴリ毎に分かりやすく分けることができます。
カテゴリ名を指定するには、まずカテゴリを作る必要があります。WordPressの左メニューから、「投稿」→「カテゴリー」とクリックしてください。カテゴリーを設定する画面が開きます。
今回は「ワードプレス」というカテゴリを作ります。
「名前」はURLではない部分で使われるカテゴリの名称です。「ワードプレス」と入力してみます。
「スラッグ」はカテゴリのURLになる部分です。「名前」で記入したカテゴリ名を英語で入力しましょう。今回は「wordpress」と入力します。
入力したら、ページ下部の「新規カテゴリーを追加」ボタンをクリックしてください。
追加をすると、右の一覧表に新しく追加したカテゴリが表示されます。これで、投稿する際にカテゴリを指定できるようになります。
では、実際に投稿をしてパーマリンクを設定してみましょう。今度はWordPressの管理画面の左メニューから「投稿」→「新規追加」をクリックして新規投稿を追加します。
まず投稿のタイトルを入力しましょう。入力すると、タイトル入力欄の下にパーマリンクの設定が表示されます。
そのままの場合は、カテゴリが「未分類」で、タイトル名のパーマリンクになってしまっています。まずカテゴリから変更しましょう。右下赤枠のカテゴリに、先程追加したカテゴリ名があります。チェックをしましょう。
チェックを付けただけではすぐページにかかれているパーマリンクは変わりません。確認のために、右上の「下書きとして保存」をクリックして保存してみましょう。
「未分類」だった部分が「wordpress」に変わりました!
次に、「/テスト/」の部分を指定します。ここの部分が最初にパーマリンク設定で設定した「%postname%」の部分になります。赤枠の編集ボタンをクリックください。
編集できるようになります。「how-to-use」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
これで、パーマリンクの設定ができました!
日本語URLはエンコードされるととても長くなります。また、Wordpressのバージョンによっては404エラーになる可能性もあるためおすすめしません。
サイト構造がわかりやすくなるとはいえ、カテゴリ分けまだ決めていなかったり、まだカテゴリがいらない場合もあると思います。その時はパーマリンク設定画面でカスタム構造欄に入力した「/%category%/%postname%/」を「/%postname%/」だけにしてください。そうすると、カテゴリの指定がなくなります。
投稿をした後からパーマリンクの設定を変えるということは、投稿したURLを変えるということになります。
そのため、ユーザーやGoogleにURLが変わったことを301リダイレクトなどで伝える手間ができてしまいます。また、ソーシャルメディアでのシェア数はリセットされてしまいます。
記事がリセットされた状態になってしまうので、パーマリンクの設定は初期段階ですることをおすすめします。
パーマリンクはわかりやすいサイトを作るためにとても大切な要素です。是非WordPressでサイトを作る際には初期段階で設定してみてください。
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