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Nginxとは、インターネットを支えるWebサーバーの1つです。Webサーバーは「Apache」がもっともスタンダードといわれていますが、ApacheとNginxにはどのような違いがあるのかご存じでしょうか。
そこで今回は、Webサーバー「Nginx」の特徴や、「Apache」との違いについてご紹介します。
Nginxとは、パソコンやスマートフォンにWebサイトを提供するソフトウエアの1つで、エンジンエックスと読みます。オープンソースのWebサーバーで、無料での利用が可能です。
Apacheの代替となり得るといわれており、大手サイトなどでも利用されています。
Nginxは、「C10K問題」というWebサーバーの接続上の問題点をクリアするために開発されました。
Cはクライアント、10Kは1万台を指していて、クライアントから同じタイミングで大量にアクセスがあると、メモリが不足してしまい、正常な処理ができなくなってしまうのです。
Nginxは同時リクエストを素早く処理することができるため、1日に膨大な量のリクエストが発生する、大規模なサイトでの利用に適しているといえます。
また、サーバーへの接続を経由する「リバースプロキシ」としての機能が備わっている点も、Nginxの特徴です。Nginxを経由することにより、本体のWebサーバーやアプリケーションサーバーの負荷を減らし、負荷分散装置「ロードバランサー」としての役割を果たすことができるのです。
なおNginxは、多くの機能がモジュール化されています。機能の取り外しができるため、使用しない機能を外して軽量化したり、独自の機能を開発して追加したりすることができます。柔軟にカスタマイズして利用できる点はメリットといえるでしょう。
ここでは、NginxとApacheとの違いについてご紹介します。
Nginxは、HTMLドキュメントや画像ファイルなどの静的コンテンツを処理する能力がApacheよりも高いといえます。また、同時アクセスが増えても、安定した動作が可能です。
その反面、Nginxは動的コンテンツの処理には向いていません。
なおApacheは、動的コンテンツの処理が得意です。動画配信やデータベースの処理など、複雑なアプリケーションを処理する場合はApacheを利用することをおすすめします。
Nginxをリバースプロキシサーバーとして利用して、動的コンテンツはApacheに処理させるという相互の利用も効率的です。
Nginxは同時リクエストを「多く、早く」処理することに特化しているため、本体をシンプルにすることで、メモリ使用量を少なくしています。
一方、Apacheは機能が豊富で拡張も可能ですが、メモリの使用量は多くなります。
また、Nginxはリクエスト数が増えてもメモリ使用量は変わりませんが、Apacheはリクエストの量に応じてメモリが消費されるのです。
今回は、Webサーバー「Nginx」の特徴や、「Apache」との違いについてご紹介しました。
Nginxは、同時アクセスが増えても安定した接続が可能で、使用メモリが少ない軽量のWebサーバーです。そのため、アクセスの多い大規模サイトだけではなく、限られたリソースしか使用できない環境での利用にも適しています。
Nginx とApacheのどちらを利用するかで悩んだ場合は、それぞれの特徴を理解した上で検討するようにしましょう。
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