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ホームページ制作に関わる書籍やWebサイトを見ていると、必ずといって良いほど登場する「FTP(クライアントソフト)」。ホームページ制作初心者の方からすると、FTPがどのようなもので何ができるのか、という疑問を持つことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、FTPの概要とFTPクライアントソフトの役割についてご紹介します。
まずは基本的な知識として、FTPとは何かについて押さえておきましょう。
FTPは「File Transfer Protocol」の頭文字を取った略語であり、サーバーとクライアントの間でファイル転送を行うための決まりごと(プロトコル)という意味合いがあります。一般的にFTPは、ネットワーク経由でファイルの送受信を行う際に多く用いられています。
ちなみに、ほとんどのホームページ制作において、クライアントとはパソコンのことを指します。パソコンからサーバーへ「FTPでのやり取りを行う」というリクエストが飛ぶと、それにサーバーが応答し、ファイル送受信が行われる流れです。
次に、本題となるFTPクライアントソフトについてご紹介します。
FTPクライアントソフトとは、クライアントにインストールするソフトウェアのことで、その主な目的はサーバーとのファイル送受信です。
Windows PCの場合、FTPによる通信はコマンドプロンプトと呼ばれる、OS標準のツールでも利用できます。しかし、コマンドプロントはいわゆるCUI(Character User Interface。文字だけでユーザーとパソコン間のやり取りをします)と呼ばれる形式のツールであり、1つの命令を出すにもテキストを打ち込む必要があります。コンピューターやネットワークに精通したエンジニアであれば、コマンドを覚えていたり使い方を熟知していたりするため、さほど問題はありませんが。しかし、ホームページ制作の初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
そこで重宝するのがFTPクライアントソフトです。これはGUI(Graphic User Interface。画像を使ってユーザーとパソコン間のやり取りをします)と呼ばれる形式のソフトウエアで、マウスやキーボードを使用し、直感的な操作が行えます。FTPを深く理解していなくても、ある程度までは簡単に操作可能なため、多くの方から支持を集めているソフトです。
なお、Windows10以降からはエクスプローラーを使って、FTP通信を行う方法も用意されています。おおまかなくくりでいえば、こちらもFTPクライアントソフトの1つといえるのではないでしょうか。
次に、FTPクライアントソフトの具体的な用途をご紹介します。
例えば、Word Pressでホームページを作成した場合、記事の更新などについては基本的にブラウザ上での操作が可能です。しかし、細かいデザインの変更をしたいときは、CSSファイルの編集が必要になります。もちろん、ブラウザ上で編集を行うこともできますが、普段から使っているエディターを利用したい、という方もいらっしゃるでしょう。このような場合には、FTPクライアントソフトでサーバーからファイルをダウンロードし、編集した後でアップロードをする、という手順を踏みます。
その他にも、独自に作成したHTMLファイルや、複数の画像ファイルを一括でアップロードしたいときは、ブラウザーを使用するよりもFTPクライアントソフトの利用が便利です。なお、FTPクライアントソフトにはパーミッションの変更などの「ファイル操作機能」も搭載されているため、導入しておくと役に立つでしょう。
FTPクライアントソフトは、サーバーとのファイル送受信を簡単にする便利なソフトです。ホームページ制作を始めたばかりの方でも、マウスやキーボードを使用した直感的な操作が行えるため、比較的扱いやすいのではないでしょうか。
もちろんソフトの種類によっても操作感は違いますが、その使い方に慣れてしまえば難しいものではありません。FTPクライアントソフトはホームページの更新など、運営に欠かせないツールの1つです。ぜひ導入を検討しましょう。
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