初めてのネットショップ(EC)開業!おすすめのカートシステム3社比較

※PR文を含みます

公開日:2021.08.23
初めてのECショップ開業。おすすめのカートシステム

現在実店舗をお持ちの方で初めてECサイトを立ち上げたい方や、これからEC事業を立ち上げたい方におすすめな、簡単にネットショップが作れるカートシステムをご紹介します。

なお、今回は個人事業主~小・中規模企業向けのネットショップ開設を想定した内容となっています。

ますます高まるネット通販の需要

そもそも、ネットショップを持つことのメリットはなんでしょうか?

2021年6月4日に総務省統計局がら発表された「家計消費状況調査ネットショッピングの状況について」によると、2020年以降ネットショッピングを利用する方は大幅に急増しています。特に過去3年間において、2020年4月以降より急増していることから、外出や外食などの制限によって利用をし始めたり、ネットショップの利用回数が増えた方が多いことが伺えます。

そして、ネットショッピングだけに限った話ではなく、塾やスポーツジムなどのオンライン化、飲食店の宅配化など人々が家に居ながらにしてモノやサービスを受けることができる仕組みが急速に増えてきました。

参考:家計消費状況調査ネットショッピングの状況について(2021年(令和3年)4月分結果)

CtoC市場も急速に拡大

さらにminne(ミンネ)に代表されるような、簡単に自分が作ったモノを売ることができるハンドメイド販売アプリも登場しています。

また、クリエイターが自身のイラストやデザインを使ってグッズを制作・販売するということもpixivFACTORYや、BOOTHといったサービスの登場により気軽に行えるようになりました。

このように様々なサービスやツールの登場で、お店だけでなく一個人の間でもネットを介してモノを売る・買うというやり取りは生活に浸透してきています。

実店舗を「持たない」という選択ができる

これまでは、モノを売るときには「お店(実店舗)」を持つところからスタートするのが王道でしたが、今は最初からネットショップで事業をスタートする方も増えています。いわゆる無店舗型のメリットは、実店舗を持つのにかかる準備費用、家賃や人件費などのランニングコストが大幅削減できる点です。

また、ネットショップにすることで、営業時間や場所にとらわれず「どこの人でも買うことができる」「24時間365日買い物ができる」というお客様にとっても嬉しいメリットもあります。

では、実店舗は今後は需要がなくなるのか?と言われるとそうではありません。

実店舗には実店舗でしかできないようなモノの売り方、例えば試食や試着など実際に見て・触れができるメリットがあります。ですのでネットショップ需要が高くなったから実店舗は廃れる、というのは考えにくいでしょう。

実店舗とネットショップ両方を持ちたい・持っている経営者様は両方を連携した売り方をすることでさらなる収益を上げれる可能性が高くなります。

ここまで長くなりましたが、ネットショップを持つことの意味をご紹介しました。

それでは、本題に進みましょう。

はじめてネットショップを作るのにおすすめなカートシステム

カートシステムとは

カートシステムとは、インターネット上で商品を売るための商品登録や、決済システムなどの機能を指します。「カートシステム」という呼ばれ方の他に「ECカートシステム」「ショッピングカート」など複数の呼ばれ方があります。「買い物かごに入れる」「商品を購入する」などもカートシステムの機能の一つです。

ネットショップを作るためのカートシステムには大きく分けると3つの種類があります。

フルスクラッチ型

フルスクラッチ型の特徴は、既に完成されているプログラムやシステムなどを組み込んでのではなく、デザインやカートシステムなどすべてオリジナルなもので構築します。
自由度が高いため、他サイトとも大きく差別化ができることがメリットですが、その分構築にかかるコストはかなり大きくなります。

また、オリジナル故に、システムエラー時には通常のサイトとは対応が全く異なるなどの問題も起きやすく、運用には高いスキルが求められます。

法改正による税率の改定時のシステム変更、セキュリティ対策なども自社で行う必要があります。

難易度・推奨取り扱い商品点数

構築レベル:★★★

コストレベル:★★★

取り扱い商品数:多いECにおすすめ

パッケージ型

フルスクラッチ型と異なり、システムなどの必要最低限の機能は既に搭載されています。しかしフルスクラッチ型ほどではないものの、カスタマイズ性は高く、構築が必要となりますのでやはり高いスキルをもつエンジニアによる管理が必要です。比較的カスタマイズ性は高いのですが、実現性が無いカスタマイズも出る可能性があるので、選定には細心の注意が必要です。

コストはフルスクラッチ型よりも安く済みますが、同様に法改正による税率の改定時のシステム変更や、セキュリティ対策なども自社で行う必要があります。

EC-CUBEなどがパッケージ型にあたります。

難易度・推奨取り扱い商品点数

構築レベル:★★~★★★

コストレベル:★★

取り扱い商品数:多い

ASP型

ASP型カートシステムは、「Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)」の略で、すでにネットショップに必要な機能が揃った状態のネットショップをクラウド経由で利用することができます。

デザインやシステムなどのカスタマイズ性はフルスクラッチ型・パッケージ型よりも劣りますが、既に完成されているため構築の手間はなく、コストも大幅に削減できます。

法改正による税率の変更や、セキュリティ対策などはサービス提供会社が行なうため、専門的な高いスキルはそこまでなくても運用ができるので安心です。

難易度・推奨取り扱い商品点数

構築レベル:★

コストレベル:★

取り扱い商品数:少ない

初めてのネットショップにおすすめなのは「ASP型カートシステム」

初めてのECサイト立ち上げで、かつあまり開業にコストをかけられないというのであればASP型のカートシステムがおすすめです!

ASP型カートシステムは、開業にかかるコストを抑えられるだけでなく、他のカートシステムと比較してもランニングコストを大きく抑えられるのが大きなメリットです。ランニングコストについては、月額費用は無料で、売上に応じて手数料が発生するサービスも存在するため、繁忙期と閑散期によって予算調整がしやすくなります。

カスタマイズ性が低いことで、見た目がダサいECサイトしか作れないのでは?と不安を抱く方も多いかと思いますが、最近のASP型カートシステムでは豊富なデザインテンプレートが用意されており、お店の雰囲気にあわせたデザインを探しやすくなっています。

ASP型カートシステムは基本機能に加えて拡張機能や追加サービスを用意しています。例えば、初期状態では搭載されていない「あと◯◯円で送料無料!」などの通知を拡張機能として簡単に追加することが可能です。他にも、クーポンやメールマガジンなどの機能も豊富に揃っているサービスが多くあります。

おすすめのASP型カートシステム3社を紹介!

現在、ASP型のカートシステムはいくつかありますが、その中でも利用者が多く、サービスの質も高いカートシステムを3つご紹介します。

BASE(ベイス)

ネットショップ開設3年連続No.1(2020年2月のマクロミル調べ)という実績を持つカートシステムのBASE

BASEの料金システムには月額プランがなく、契約者全員がネットショップを運用するための機能をすべて【無料】で使え、注文金額(決済確定時)に応じてサービス利用料などを支払う仕組みになっています。

「ネットでお店を開くならBASE」というCMソングも耳に残ることながら、CMの内容の通り、3つの項目を埋めるだけで、たった30秒で自分のオリジナルネットショップを開設することができ、初心者に大変おすすめです。

BASEはポップアップストア(実店舗用スペース)を持っているため、商品を実際に手にとってもらう機会を作れることもBASEの魅力となっています。

カラーミーショップ

ロリポップ!レンタルサーバーのGMOペパボが提供するカラーミーショップは3つの料金プランでサービスを提供しています。

初期費用0円、月額利用料0円でスモールスタート向きの「フリープラン」から、サイト規模(サーバー容量)や、欲しい機能に併せて月額制の「ラージプラン」「レギュラープラン」を選ぶことができます。

フリープランは低コストで始められるのが魅力ですが、その代わりいくつかの機能制限があります。すでに10万円程度の利益を見込んでいる場合は、販売手数料も抑えられ、機能制限がないレギュラープランが最もお得に使えるプランとして推奨されています。

WEB集客に関する手助けも豊富で、セミナーやSEOツールとの連携なども積極的に行っています。また、カラーミーリピートといった定期販売に特化した同社サービスとの連携も可能です。

Shopify(ショピファイ)

Shopify(ショピファイ)はカナダにある海外企業の展開するサービスです。料金プランは「ベーシック」、「スタンダード」「プレミアム」の3種類あります。

ShopifyはAmazonの脅威になるであろうとも言われているカートシステムで、世界中の通販サイトがShopifyに注目し、利用者が急増しています。

Amazonの脅威とされる理由を簡単に紹介します。

Amazonを代表とした楽天市場やYahoo!ショッピングなど大手通販サイトはモール型と呼ばれる販売方法でサービスを展開していますが、モール型ECの最大の強みはその集客力です。出品者自身が集客をしなくても既にAmazonを利用している多くのユーザーが商品を見つけさえすれば、購入してもらうチャンスは簡単に作れます。

しかしその反面、ユーザーには「Amazonで買った」という記憶しか残らず、Amazonに出品しているブランドの認知には繋がりにくくブランディングに不向きな問題があります。
本来であれば、ユーザーが「このブランドが良い」とブランド名をしっかり認知することは、ロイヤルカスタマーの増加や売上に大きく貢献することは言うまでもないでしょう。

またモール型ECに出品している場合、たとえユーザーがブランドを認知していたとしてもモール型ECを通じて購入してしまう場合も多く存在するため、高い手数料が発生し、売上利益率が悪くなるといった問題もあります。

このような問題を解決すべく、Shopifyはブランドや企業がきちんとブランドの魅力をアピールでき、モノを売り利益を得るため裏方的な立場でサービスを提供しているのです。

さらにShopifyは海外企業である強みを生かし、多言語・多通貨対応のほか、決済方法も100種類以上あるなど、今後越境ECを視野に入れてる方におすすめのカートシステムとなります。

費用で比較

システム使用料などの月額料金と、手数料についてまとめました。

なお、今回はECを始めたい方を対象としているため、複数プランのあるカラーミーショップは「レギュラープラン」、Shopifyについては「ベーシックプラン」を参考に表に記載します。

月額料金

  BASE カラーミーショップ Shopify
登録料(初期費用) 0円 3,300円 0円
月額料金 0円 3,300円 29ドル(約3,206円)
販売手数料(サービス料) 3.00% 0円 0円
決済手数料(クレジットカード決済) 3.6%+40円 4.0%~ 3.4% + 0円

※2021年7月時点
※Shopifyについてはドル円のため変動の可能性あり

簡易販売コストシミュレーション

上記の手数料にて、毎月クレジットカード決済で10,000円の売上が100回発生した場合のコストをシミュレーションした場合は以下の通りです。

  BASE カラーミーショップ Shopify
初月 70,000円 46,600円 37,206円
2ヶ月目 70,000円 43,300円 37,206円

※有料オプションなどは含まず

初期費用や月額料金でみるとBASEは低コストと感じられますが、手数料が他社と比較すると割高となっています。

比べて、カラーミーショップやShopifyに関しては月額料金がかかるものの手数料は抑えられており売上に発生するコストはそこまで大きくありません。

あくまでもこちらはクレジットカード決済による手数料ですので、他の決済方法に関する手数料に関しては公式サイトを確認してください。

振込手数料

  BASE カラーミーショップ Shopify
振込手数料 一律250円 金融機関により変動 0円
事務手数料 2万円未満の場合:500円 2万円以上の場合:0円 0円 0円

振込手数料(取引手数料)が安いのはShopifyとなりました。

Shopifyには「Shopify Payment」という独自の決済方法があり、それを導入するだけで振込手数料が0円になります。(決済手数料は発生します)

入金サイクルで比較

ここでは各社が対応している人気の決済方法について紹介していきます。

  BASE カラーミーショップ Shopify
入金サイクル 振込申請を行うことにより、10営業日(土日祝を除く) 月末締め・翌10営業日 Shopify Paymentの場合最短5営業日

※Shopifyの入金サイクルについては公式ヘルプで以下のように説明しています。

支払い期間は、5日間と支払い日までの残り日数を加えた日数です。たとえば、お客様が水曜日にストアで注文し、ストアの支払い日が金曜日の場合、その注文の代金は8営業日後の翌週の金曜日に銀行口座に送金されます。なお、お客様が日曜日にストアで注文した場合、その注文の代金はその週の金曜日、つまり5営業日後に銀行口座に送金されます。

引用元:Shopify ペイメントで支払いを受ける

入金サイクルについてはShopifyが振込申請いらずで短いサイクルでの振り込みが可能となっています。

決済方法で比較

ここでは各社が対応している人気の決済方法について紹介していきます。

  BASE カラーミーショップ Shopify
クレジットカード
コンビニ決済
銀行振込
後払い決済
代金引換

決済方法を使うには、外部の決済代行サービスでのアカウント登録や審査が必要になってきます。ECオープンの前日に登録手続きを行っても、審査に5日かかってしまっては利用できませんので注意しましょう。

月額料金が安いBASEですが、代金引換が使用できません。クレジットカードを持っていないユーザーにとっては、コンビニ決済、銀行振り込み、代金引換などの決済方法を利用できることに越したことはないでしょう。

その点でみれば、BASEはやや不利と言えます。

カラーミーショップやShopifyは外部の決済代行会社やサービスと連携や必要ではありますが、主流な支払い方法は対応しています。

デザインで比較

最後に、お店の見た目を決めるデザインについて比較します。

  BASE カラーミーショップ Shopify
デザインテンプレート
テーマカスタマイズ ◯※ BASE app利用

こちらは各社無料・有料のデザインテンプレートを用意しているため、HTMLやCSSが不安な初心者でもお店のデザインを簡単に変更することが可能です。

また、HTMLやCSSの知識がある方はカスタマイズすることである程度オリジナルのテーマを作成することも可能です。独自カスタマイズされたテンプレートのメリットはやはり同じカートシステムを使っている他社サイトとデザインの差別化が出来ることです。

ただし、いくつか使える機能に制約がある場合もありますのでフルスクラッチで作成するよりは機能性が劣ることは注意が必要です。

ここまでのまとめ

  BASE カラーミーショップ Shopify
登録料(初期費用) 0円 3,300円 0円
月額料金 0円 3,300円 29ドル(約3,206円)
販売手数料(サービス料) 3.00% 0円 0円
決済手数料(クレジットカード決済) 3.6%+40円 4.0%~ 3.4% + 0円
振込手数料 一律250円 金融機関により変動 0円
事務手数料 2万円未満の場合:500円 2万円以上の場合:0円 0円 0円
入金 振込申請を行うことにより、10営業日(土日祝を除く) 月末締め・翌10営業日 Shopify Paymentの場合最短5営業日
クレジットカード
コンビニ決済
銀行振込
後払い決済
代金引換
デザインテンプレート ◯>
テーマカスタマイズ ◯※

BASE app利用

コスパよくECサイトを作るなら「Shopify」

手数料も低く、入金サイクルも速いのでおすすめです。越境ECでの展開も考えている方は全世界て展開しているShopifyが便利です。

小規模ECや初心者におすすめなのは「カラーミーショップ」

手数料がBASEと比べて低めで、初心者でも安心できるセミナー、解説あり。

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